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手形・小切手ご利用にあたっての今後のご留意事項

2021年6月、政府が閣議決定した「成長戦略実行計画」に「5年後の約束手形利用の廃止・小切手の全面的な電子化」が盛り込まれたことを受け、全国銀行協会は「2026年度末までに電子交換所における手形・小切手の交換枚数をゼロにする」ことを目標とする自主行動計画を策定しています。
これを受け、当行は手形・小切手の全面的な電子化に向けた取り組みを公表しておりますが、あらためて今後のスケジュールとご留意事項をご案内します。

紙の手形・小切手による決済から電子的な決済へ移行いただくメリット

紙の手形・小切手による決済は、現物を取り扱うため、手形・小切手の発行・郵送などの事務負荷や、印紙代・郵送料などのコストが発生しています。
そのため、電子的な決済へ移行することにより、これらの事務負荷の削減、生産性向上に繋がるとともに、現物紛失リスクの低減・資金繰りの円滑化など、社会的な効果も大いに期待でき、手形・小切手を振り出しされるお客さま、お受け取りになるお客さまとも、様々なメリットがございます。

代替サービスのご案内

紙の手形・小切手による決済から電子的な決済へ移行いただくと、社会的な効果があるほか、紙の手形・小切手のご利用が今後限られていくことにも備えることができます。
これを機会に、電子記録債権のご利用およびインターネットバンキングからのお振り込みといった電子的な決済手段への移行をお願いします。
当行では、三菱UFJダイレクトやBizSTATION(インターネットバンキング)、でんさいSTATION(でんさいネットを利用した電子記録債権)などのサービスがご利用いただけます。
  1. でんさいのご利用には審査がございます。審査の結果、ご希望に沿いかねる場合がありますのでご了承ください。
  2. 当行は2027年3月末までに電子交換所への手形・小切手の持ち出しを終了する予定です。2027年4月以降が期日となるお支払い・お受け取りについては、電子記録債権のご利用およびインターネットバンキングからのお振り込みといった電子的な決済手段による決済への移行をお願いします。

動画で分かる「手形・小切手の全面的な電子化」

  1. 全国銀行協会出典

手形・小切手のご利用に関する今後のスケジュール・ご留意事項

当行は「手形・小切手の全面的な電子化」に向けて、以下の取り組みを公表しています。取組内容と実施時期について、ご確認いただきますようお願いします。

①手形・小切手の発行受付終了

当行は2025年9月30日をもって、手形・小切手(*1)の発行受付を終了します。
  • 発行受付を終了する手形・小切手の種類
    ①手形・小切手 ②パーソナルチェック ③銀行振出小切手

2025年10月以降も、手元に残っている手形・小切手(含むパーソナルチェック)を引き続き振り出すことはできるのか。

2025年10月1日以降も、2026年9月30日まではお手元にある手形・小切手を振り出していただくことは可能です。ただし、当行を含め一部の金融機関も「2027年4月以降を期日とする手形・小切手の取立受付を停止している」「2026年3月末をもって、他行を支払地とする手形・小切手の預金入金扱い受付が終了する」など、ご利用いただける範囲が限られていきます。

発行受付終了日(2025年9月30日)までに、○年分の手形・小切手を発行依頼したいが可能か。

一度に大量の手形・小切手をお申し込みいただきますと、お渡しできるまでに通常よりも相当に時間を要する可能性がございます。当座勘定規定第10条の5項のとおり、必要と認められる枚数をお申し込みいただきますよう、お願いします。
当行では、手形・小切手の最終振出期限を2026年9月30日とします。2026年10月1日以降に振り出された手形・小切手は、当座勘定からのお支払いができなくなりますのでご留意ください。お手元に使わない手形・小切手が大量に残ってしまうことも想定
されますので、お客さまのお取引先とのご相談を踏まえ、慎重にご判断くださいますようお願いします。

取引先から受け取った三菱UFJ銀行を支払地とする手形・小切手は、2025年10月以降も取立・入金はできるのか。

2025年9月30日に手形・小切手の発行受付を終了いたしますが、2025年10月1日以降も、お客さまがお受け取りになった手形・小切手を入金、または、取立が可能です。ただし、当行を含め一部の金融機関も「2027年4月以降を期日とする手形・小切手の取立受付を停止している」「2026年3月末をもって、他行を支払地とする手形・小切手の預金入金扱い受付が終了する」など、ご利用いただける範囲が限られていきます。さらに、当行では当座勘定からのお支払いを目的とした手形・小切手の最終振出期限を2026年9月30日までといたします。そのため、2026年10月1日以降に振り出された手形・小切手を入金または取立、店頭にお持ち込みいただいても、決済することができません。
今のうちからお取引先と電子的な決済手段への移行をご相談いただくことで、将来の事務的なご負担を軽減することにつながります。

小切手の発行受付終了後、当座勘定から現金出金などを行う場合はどうすればよいか。

現金出金などが必要となる場合は、当座キャッシュカード(*2)をお申し込みください。
ATMでお取り引きいただくか、お取引店にて当行所定の払戻請求書に届出の印章(または署名)により記名押印(または署名)して提出してください。
  • 当座キャッシュカードのお申し込みにあたっては発行手数料1,100円(消費税込)をいただきます。
なお、払い戻しのお手続きにおいては、正当な権限を有することを確認するため、当座キャッシュカードの提示などを求めることがあります。この確認ができるまでは払い戻しを行いません。
(振込依頼書2枚目の払戻請求書を使用してお振り込みを行う場合なども含みます)

②他行を支払地とする手形・小切手の預金入金扱い受付終了

当行は2026年3月31日をもって、他行を支払地とする手形・小切手の預金入金扱いの受付を終了します。
  1. 入金先の口座は、当座勘定のほか、普通預金・定期預金など各種預金を含みます。

2026年3月末で他行を支払地とする手形・小切手の預金入金扱いの受付が終了するが、2026年4月以降は他行を支払地となる手形・小切手はどのように資金化すればよいのか。

他行を支払地とする手形・小切手の決済方法は、振出銀行や振出人などにご相談いただく必要があります。
(他行を支払地とする手形・小切手をお受け取りになった)お客さまが振出銀行に口座を保有していない場合や、振出銀行が振出期限を設定している場合など、決済ができない可能性があります。その場合は、振出人などに電子的決済手段によるお支払いをご依頼いただく必要があります。

2026年3月末で他行を支払地とする手形・小切手の預金入金扱いが終了するが、2026年4月以降は他行を支払地とする手形・小切手の取立は可能か。

2026年4月以降も、支払期日が2027年3月31日までのものについては、期日まで余裕があれば取立での受付が可能ですが、期日まで余裕がない場合は取立での受付もできません。

三菱UFJ銀行の手形・小切手を振り出しているが、手形・小切手を渡したお客さまに影響はあるか。

2026年4月以降、当行の手形・小切手を振り出した場合、受取人の取引銀行で(他行を支払地とする手形・小切手であることを理由に)入金を断られる可能性があります。
振出銀行である当行に決済方法をご相談いただいても、線引小切手(*3)かつ受取人が当行に口座を保有していない場合など、決済できない可能性があります(2026年10月1日以降に振り出された当行の手形・小切手は、決済いたしません)。
  • 小切手裏面に振出人の届出印の押捺(または届出の署名)がある場合は、当座勘定規定第21条(線引小切手の取扱い)に則り、持参人に支払います。
当行を含め一部の金融機関も「2027年4月以降を期日とする手形・小切手の取立受付を停止している」「2026年3月末をもって、他行を支払地とする手形・小切手の預金入金扱い受付が終了する」など、ご利用いただける範囲が限られていきます。
よって、電子記録債権のご利用およびインターネットバンキングからのお振り込みといった電子的な決済手段への移行をご検討いただく必要があります。

他行を支払地とする手形・小切手を代わり金とした振り込みを利用しているが、 2026年4月以降も引き続き利用可能か。

他行を支払地とする手形・小切手を代わり金としたお振り込みも、該当の手形・小切手の当行内でのお手続きは入金と変わりませんので、2026年4月1日以降を振込指定日とするお取引はお受けできません。

電子的な決済手段への移行を検討するよう案内があったが、当社は具体的な方法がわからない。どうやって対応したらよいのか。

当行では電子的な決済手段として、三菱UFJダイレクトやBizSTATION(インターネットバンキング)、でんさいSTATION(でんさいネットを利用した電子記録債権)のサービスがご利用いただけます。くわしくはそれぞれ以下をご確認ください。
<小切手に代わる決済インフラ>
個人のお客さま
法人のお客さま
<手形に代わる決済インフラ>

③手形・小切手の最終振出期限

当行の手形・小切手の最終振出期限を、2026年9月30日とします。
最終振出期限後に振り出された手形・小切手は、当座勘定からのお支払いができません。

取引先から三菱UFJ銀行の手形を受け取っている。振出日が2026年10月以降だった場合、今後はどのように資金化すればよいか。

2026年10月1日以降(手形・小切手の最終振出期限後)に振り出された当行の手形・小切手は、当座勘定からのお支払いができません。
お取引先に、電子的な決済手段へ移行していただく必要があります。

(ご参考)当行の手形・小切手の全面的な電子化に向けた取り組み

三菱UFJ銀行 手形・小切手お問い合わせダイヤル

0120-333-201

受付時間9:00~17:00(土日祝日・年末年始を除く銀行営業日)

(2025年7月22日現在)