[ ここから本文です ]

手形・小切手の交換方法を電子化する「電子交換所」設立に伴うお手続きについて

手続きは変わらずこれまでどおりで安心 手形・小切手搬送の電子化で取引がより安全に
手続きは変わらずこれまでどおりで安心 手形・小切手搬送の電子化で取引がより安全に

電子交換所による手形・小切手の交換決済開始

  • 全国銀行協会は、これまで全国各地の手形交換所で行ってきた金融機関間の手形・小切手の交換方法を電子化します。これに伴い、電子データで手形・小切手の交換を行う「電子交換所」を2022年11月に設立いたします。現在は人手を介して搬送している手形・小切手ですが、「電子交換所」によって金融機関間の手形・小切手の交換業務をイメージデータの送受信で完結できるようになります。
(電子交換所参加金融機関一覧はこちら(*)をご覧ください)
  • 一般社団法人 全国銀行協会のホームページへリンクします
  • お客さまのお手続き方法に変更はなく、従来どおり紙の手形・小切手をお持ち込みいただけます。
  1. 手形・小切手用紙の変更および用紙記入時のご留意事項がございます。
手形・小切手の原本を手形交換所を経由して人手で搬送していたものが、電子交換所の設立で金融機関間でのイメージデータの送受信に変更となります。
手形・小切手の原本を手形交換所を経由して人手で搬送していたものが、電子交換所の設立で金融機関間でのイメージデータの送受信に変更となります。

ご留意事項

手形・小切手用紙の変更

三菱UFJ銀行では、QRコード付きの新デザイン手形・小切手用紙に変更いたします(為替手形等、一部QRコード対象外の券種もございます)。
なお、すでにお持ちのQRコードの付いていない手形・小切手も引き続きご利用いただけますので、ご安心ください。

新デザイン手形・小切手

2022年10月28日(金)以降に発行のお申し込みをいただいた分より、新デザインになります。
  1. 一部、2022年10月27日(木)以前に発行のお申し込みをいただいた分についても、新デザインとなる場合がございます。
  1. QRコード付きの手形・小切手用紙への変更に伴い、金額・振出人欄等の位置が変更となります。
QRコード付き新デザイン手形
QRコード付き新デザイン手形

手形・小切手のご記入方法と禁止事項

電子交換所では、手形・小切手の券面の情報を読み取り、電子データ化のうえ、金融機関間でイメージデータの送受信を行います。券面の情報を正しく読み取るために、旧デザイン・新デザインともに、以下のご記入方法、禁止事項をご確認ください。

1.金額欄のご記入方法

(1)アラビア数字(算用数字、1、2、3…)でご記入の場合
  • チェックライターを使用してください。
  • 金額の頭には「¥」を、その終わりには「※」、「★」等の終止符号を印字するほか、3桁ごとに「,」を印字してください。
  • チェックライターによる金額は濃い文字となるよう、インクをご確認ください。
(2)漢数字でご記入の場合
  • 文字の間をつめ、下表の漢数字のみを使用してください。
  1. 下表の漢数字以外読み取ることができません。
  • 崩し字は使用せず、楷書で丁寧に記入してください。
  • 金額の頭には「金」を、その終わりには「円」、または「円也」を記入してください。
【電子交換所で読み取ることのできる漢数字】
文字一覧
文字一覧

〈その他〉金、円、圓(円の異体字)、億

【崩し字の例】
崩し字の例
崩し字の例

2.訂正方法

(1)金額を誤記された場合
  • 訂正せずに、新しい手形・小切手用紙を使用してください。
(2)金額以外の記入事項を訂正される場合
  • 訂正個所にお届け印をなつ印してください。
  • 訂正の記入やなつ印を、金額欄、銀行名、QRコード欄に重ねないでください。
訂正の記載やなつ印は金額欄やQRコードに重ねない

3.禁止事項

(1)余白にメモ書き禁止
  • 券面へのメモ書きはしないでください。
(2)複記、補記禁止
  • 文字による複記、補記はしないでください。
復記、補記禁止

資金化時限の変更

手形・小切手の支払場所が遠隔地の場合、現在は資金化までに日数を要しております。電子交換所による手形・小切手の交換決済開始後は、支払場所が遠隔地の手形・小切手の一部は資金化時限が早まることがございます。

1.お支払い可能時限

支払場所が遠隔地の手形・小切手の一部は、お支払い可能時限が早まることがございます。

資金のお支払い可能日は、通帳の「摘要(お客様メモ)」欄に表示されます。
(カッコ)の中の数字が「お支払い可能日」です。

【普通預金通帳】
普通預金通帳

2.お引き落とし時限

支払場所が遠隔地の手形・小切手の一部は、お引き落とし時限が早まることがございます。
決済資金のご用意は、従来どおり支払期日までにご入金ください。

その他お知らせ

1.チェックライターの設定変更

チェックライター、手形発行機の設定変更等については、お客さまにてご用意をお願いいたします。新デザインの手形・小切手の金額欄等の位置は、こちら(259KB)からご確認ください。

2.手数料

取立手数料および手形・小切手交付手数料については、こちら(321KB) からご確認ください。

3.残高証明書への反映

手形・小切手のお持ち込み日によっては、残高証明書には記載されない場合がございます。

4.紙の手形・小切手の保管

紙の手形・小切手は、お支払い後、受取人の取引金融機関で3ヵ月間保管されます。偽造・変造が疑われ、現物の確認が必要となる場合には、速やかにお申し出ください。

5.当座勘定規定

当座勘定規定が改定となります。詳細はこちらからご確認ください。

手形・小切手に関するサービスをご利用のお客さまへ

1.支払手形発行代行サービスをご利用のお客さま

ご利用いただいております約束手形は、旧デザインのままで変更はございません。

2.手形・小切手一括受付サービス、手形受入サービスをご利用のお客さま

記入付加情報の指定箇所は変更になります。「支払期日」の左上余白にご記入ください。
固有番号(備考1・2)記入例
固有番号(備考1・2)記入例
  1. QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

電子的な決済手段への移行をご検討ください

決済手段の電子化は、昨今の環境配慮やテレワーク対応に向けた社会的意義を持つとともに、企業・金融機関の業務効率化に貢献します。金融界は、政府で閣議決定された約束手形の利用廃止と小切手の全面的な電子化に向けて、政府・産業界と連携しながら2026年度までに手形・小切手の全面的な電子化を目指します。
電子化のメリットは、手形・小切手をはじめとする書面・押印・対面手続きの省力化や管理コストの削減など、支払側と受取側双方にあります。お客さまにおかれましても、電子記録債権のご利用およびインターネットバンキングからの振込といった電子的な決済手段への移行をご検討いただきますようお願いいたします。
  1. でんさいのご利用には審査がございます。
お問い合わせは、当行担当者もしくはお取引店までお願いいたします。
(2023年2月1日現在)