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宮原梓インタビュー
宮原梓インタビュー

宮原 梓 | インタビュー

三菱UFJモルガン・スタンレー証券

困難な状況でこそ相談していただける「頼れるパートナー」をめざして

日本の富裕層は「資産をふやしたい」ニーズより、「資産をまもりたい」ニーズの方が強い
―富裕層のお客さまはどのようなニーズをお持ちなのですか?
お客さまからは、「どのようにして資産をまもったらいいのか」というご相談を受けることが多いです。背景には、近年の世界的なインフレや景気の悪化、そして、事業承継や相続など将来起こり得るリスクへの潜在的な不安があるのではないかと思います。
宮原梓インタビューシーン1
先入観や固定観念を一切持たず、目の前のお客さまが本当に求めていらっしゃるものをご提供する
―日々どのような姿勢で、お客さまと接していますか?
宮原梓インタビューシーン1
お客さまの立場になって考えることを重視しています。どれだけ素晴らしい運用商品や、画期的なソリューションであろうと、お客さまが求めているものでなければ、その方にとっての価値はないに等しいといえます。そのため、まずはご家族の状況や、企業オーナーであれば会社を立ち上げた経緯、仕事観などを伺いながらお客さまの人物像の理解を深め、徐々にお客さまの想いをクリアにしていき、それに合ったご提案を差し上げるよう心がけています。その際は先入観や固定概念を一切持たずにプロファイリングし、お客さまとの会話はもちろん、お渡しする資料も1点1点心を込めて作成するなど、信頼できるパートナーとして認めていただけるように努めています。
自身の専門外の知識や情報にも積極的に触れるよう心がけている
―お客さまの信頼できるパートナーになるために、どんな「自分磨き」をしていますか?
宮原梓インタビューシーン2
お客さまからいただくご相談は、非常に具体的なものもあれば、漠然とした夢である場合もあり、その時々で異なります。どのようなご要望であっても、お客さまに役立つご提案に結び付けるにはわたし自身が幅広い知識を持っている必要があります。ですから、日常生活でも自分の専門外の知識や情報にも積極的に触れるよう心がけています。近年はグローバル化が進み、国内だけでの運用ではお客さまの資産を守っていくのが難しい状況になっています。特にわたしが所属している部門は世界中のマーケットを相手にしているため、グローバルな情報収集が欠かせません。海外の情報をいち早く入手して、お客さまにわかりやすい形でご提供することにも配慮しています。
宮原梓インタビューシーン2
宮原梓インタビュー
宮原梓インタビュー
お客さまへの想いが伝わったと感じた「宮原さんが担当してくれてよかった」という言葉
―担当したお客さまからかけていただいた言葉で、一番心に残っているのは?
「宮原さんが担当してくれてよかった」という言葉です。ありきたりかもしれませんが、この言葉には特別な思い入れがあります。経営者のお父さまとご子息さまを担当させていただいていた時、お父さまが急にお亡くなりになりました。突然のことで相続財産の整理や事業の引き継ぎもございましたが、のこされたご子息さまには何より、お気持ちの整理が必要だと考えました。そこで、ご子息さまに寄り添い、お父さまとの思い出話をしながら、お父さまの想いをどのようにして未来につないでいくかを真剣に話し合いました。その後、ご子息さまからいただいたのが冒頭の言葉です。「お客さまの人生のパートナーでありたい」というわたしの想いを、ご子息さまが受け入れてくださった証のように感じられて非常に感慨深いものがありました。
困難な状況で頼られる、真の意味での「人生のパートナー」として認めていただけるようになりたい
―お客さまにとって、どのような存在になりたいですか?
「困った時こそ相談したい」と思っていただける存在になりたいです。事業やプライベートが順調な時に話したい相手はたくさんいらしても、困った時や悩んでいる時に相談できる相手は限られるように思います。中にはセンシティブな内容も含まれますから本当に信頼できる、この人なら必ず解決に導いてくれるという相手でないと、そもそも相談したいと思わないはずです。そういった困難な状況で頼りたい相手こそ真の意味での「人生のパートナー」だと考え、マーケットが急落した時などお客さまが不安を感じられている時ほど時間を作ってお一人おひとりと真摯に向かい合うようにしています。
宮原梓インタビューシーン3
お客さまが教えてくれた「挑戦」することの大切さ、限界を作らず新しい世界にチャレンジしていきたい
―今後、仕事をしていくうえでの目標を教えてください。
宮原梓インタビューシーン3
「自分に限界を設けず、挑戦を続けること」です。人生経験豊富なお客さまとお話しさせていただく中で、「挑戦」という行為が人間を成長させていくうえで欠かせないものであることを学びました。同時に、これまでの人生において、どちらかといえば保守的な選択ばかりしてきた自分を猛省した次第です。新しいお客さま、新しい業務や知識との出会いは、自分の人生を切り拓いていくチャンスです。自分が経験してこなかったすべての物事に対して、恐れることなく、「まずはやってみよう」というチャレンジ精神で取り組んでいきたいと考えています。
  1. 記事内容・所属はインタビュー時(2022年12月時点)のものです。
(2023年4月21日現在)
株式会社三菱UFJ銀行

登録金融機関 関東財務局長(登金)第5号

加入協会 日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会

三菱UFJ信託銀行株式会社

登録金融機関 関東財務局長(登金)第33号

加入協会 日本証券業協会 、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会

宅地建物取引業 届出第6号

三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2336号

加入協会 日本証券業協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会