[ ここから本文です ]

第5回「Rise Up Festa」受賞者インタビュー

バイオ・ライフサイエンス部門

現代の再生医療を「真の再生医療」に。細胞版3Dプリンタで、サイフューズは「細胞から希望をつくり出す」
2018年10月1日
三菱UFJ銀行主催のビジネスコンテスト、第5回『Rise Up Festa』のバイオ・ライフサイエンス部門で最優秀賞を受賞した株式会社サイフューズ。細胞だけで血管や神経などをつくることができる、世界初となる細胞版の3Dプリンタを生み出したベンチャーは、細胞だけで組織や臓器をつくり、医療の未来に貢献することを目指しています。

医療現場で活用される3Dプリンタといえば、外科手術のシミュレーションに用いられる臓器モデルを作製できるものなどがあります。しかし、サイフューズがつくっているのは組織・臓器そのもの。「そんなことって可能なの!?」と驚かされる、その舞台裏を代表取締役の秋枝静香(あきえだ・しずか)さん、取締役の三條真弘(さんじょう・まさひろ)さん、研究開発部の鳥井蓉子(とりい・ようこ)さんにお聞きしました。

細胞だけから立体の組織・臓器をつくる。世界初の「細胞版3Dプリンタ」

― まずは事業内容についてお聞かせください。

秋枝:一般的な3Dプリンタは、3Dデータをもとにして、樹脂や金属などを削って加工したり、1層1層材料を積み重ねて立体物をつくるというものだと思いますが、私たちが開発した細胞版の3Dプリンタ「Regenova®(レジェノバ)」は、細胞を積み重ねて立体的な組織を作製する3Dプリンタです。人間の体は細胞からできていますので、その細胞で団子状の細胞の塊(スフェロイドと言います)をつくり、それを華道の剣山のようなものに積んで固定することで、細胞同士が融合するのを待ちながら細胞だけで組織をつくり上げていく、世界初の取り組みとなります。
三條:細胞団子を一時的に固定するときに使用するのが「剣山」です。大変微細な針が密集して並べられた「剣山」に、0.5mmくらいの細胞団子を規則正しく配列していきます。細胞同士がくっついて融合するまで待ち、「剣山」から引き抜くと立体の組織ができるというわけです。
「Regenova®(レジェノバ)」によって生み出された血管
三條:ご覧いただくとわかるのですが、組織の壁には厚みがありますよね。これって実はすごいことなんです。サイフューズの基盤技術は、人工材料を用いず、細胞自身の力を最大限に引き出すことによって立体的な組織を作製するものです。この技術が発展すれば、将来的には人体に移植可能な組織を作製することが可能となります。そのため、現在細胞の立体構造体は、安全であることはもちろんのこと、厚みや弾力性など組織として本来備える機能を有するものを開発しています。

― 創業に至ったきっかけはどのようなものでしたか。

代表取締役の秋枝静香さん
秋枝:創業者の中山功一先生(現佐賀大学医学部臓器再生医工学教授)がこの研究を始めたのが2000年頃です。私も会社ができる以前から研究に携わっており、福岡県や文科省の助成金を頂きながら基礎研究を積み重ね、2010年に事業化に至りました。「研究の成果や製品を1人でも多くの患者さまに届けたい!」という思いが事業化につながりました。再生医療はこれからの市場ですから、製品を開発することと同時に再生医療という新しい市場を創ることにも少しでも貢献できればという想いで研究開発に取り組んでいます。

血管や神経などあらゆるものを生み出すバイオ3Dプリンタ

― 人工血管など、従来の再生医療で使われているものとはどのような点が異なるのでしょうか。

秋枝:従来の再生医療で使用されている組織は、テフロンやシリコンなどの人工材料を用いた製品や、牛のコラーゲンなど動物由来の原料に細胞を混ぜ合わせて作っているものが一般的です。しかし人工物や動物由来の材料から成る製品を人間の体内に移植すると、当然ながら異物反応が出る可能性もあります。患者さまだけでなく、もしも自分や家族に移植することを考えた場合には、やはりなるべく人工物が入っていない体に優しい、移植されて嬉しいものを作りたいと常々想っています。そこで私たちは、「細胞だけ」で組織や臓器をつくることにこだわりをもって開発に取り組んでおり、作った組織を患者さまにお届けし、一人でも多くの患者さまのためにお役に立てればと考えています。またこの日本発、世界初の技術をグローバルに展開し、世界中の医療に貢献することを目指しています。

開発品の具体的な例として、血管の場合には、現在人工血管を使用され、週に数回透析を行っておられる患者さまに対して、人工血管を患者さまご自身の細胞からなる細胞製の血管に置き換える真の再生医療を目指して開発に取り組んでいます。糖尿病などの患者さまが週に2~3回透析されますと、何回も何回も針を刺すうちに段々と血管がもろくなり、人工血管に置き換え、場合によっては、人工血管から菌に感染して、腕が膨れ上がってしまうケースもあり、現場の医師の先生方からも相談されることがあります。

三條:透析をするために病院に通われて血管にものすごい負担をかけていると、本来の治療対象ではない血管にまで負担がかかってしまう。場合によっては数十回人工血管の入れ替えをしていくのですが、これをご自身の細胞からつくった血管に置き替えることができれば血液透析にかかる患者さまの負担を大きく軽減することができる可能性があるのです。

― どんな組織でもつくることができますか。

秋枝:現在サイフューズが実用化に向けて開発を続けている技術によれば、ある程度の組織は作製可能であると考えています。

秋枝:たとえば、軟骨の場合には、厚みがあるものができるので、軟骨の表層、表面と、軟骨の下の骨まで同時に再生させる可能性が高いことが分かってきました。また、末梢神経の場合には、従来療法では、シリコンチューブなどの人工材料を移植することが多いのですが、それでは十分な神経が再生しなかったり、関節を曲げられなかったりと十分な機能回復まで得ることは難しいとされています。我々の開発している細胞だけでつくった細胞製の末梢神経であれば真の意味での神経再生が得られる可能性があります。

三條:この技術が持つデザインの任意性は極めて高いので造形としてさまざまな組織・臓器を形作ることは可能ですが、造形として美しい造形物をつくるというのが目的ではありません。医療や研究開発の現場に役立てるためのものですから、きちんと組織として成り立ち、安全で体が本来持っている性質を備えたものをつくる、というところがサイフューズの目指すところです。
取締役CFOの三條真弘さん(写真右)

― 現在の普及状況はいかがでしょうか。

秋枝:臨床段階に入ったパイプラインもあり、再生医療等製品としての早期の実用化を目指し開発を進めています。

将来的には、1つの診療科にまずひとつずつの臓器をお届けしたいなと思っています。消化器でいえば食道や腸、泌尿器科でいえば膀胱や尿管、といった具合に再生医療の製品を増やし、ゆくゆくは世界にそれをお届けすることができればと考えています。

患者さんに希望を与え、事業の基盤を築くためのビジネスコンテスト

― Rise Up Festaに応募された理由というのはどのようなものでしょうか。

三條:主に3つあります。まず1つ目は、ビジネスコンテストという大きな場に出ることで、サイフューズの取り組みをご存じない方々に情報としてお届けできる可能性を拡大することです。仮にですが、現在の医療では、まだ治療法がないという患者さまや薬に頼るしか選択肢がない患者さまにとっても「こういう技術や製品開発が行われているんだ、あるいは、そのような社会的にチャレンジをしているベンチャー企業があるんだ」と思うことで少しでも勇気づけられたり、光明になれば本当に素晴らしいことであると考えています。

2つ目は、パートナーを得られる可能性を拡大することです。当然のことながら、再生医療が目指すゴールはとても大きく、その意味ではベンチャー企業1社だけでできることには限度があります。ものを「つくる」ことに加え、「売る」「届ける」ところまで実現するためには、やはりいろいろな企業とチームを組んでそこから事業をつくっていく必要があります。サイフューズはライフ・サイエンス分野で出場させていただきましたが、Rise Up Festaの場合、異分野のベンチャー企業とも交流が持てるという点で、大変貴重な経験となりました。

3点目は、MUFGとの関係を拡大することです。といっても単純に取引をすることだけが目的ではありません。今回、こうして最優秀賞という光栄な賞を頂戴しましたが、今後は、サイフューズが関わっている会社にこのRise Up Festaを紹介するなどして、このような素晴らしい機会をつなげていきたいですね。

鳥井:私は自社ラボで研究者ですが、見学にいらっしゃる方が増えたように感じます。バイオ3Dプリンタを使用したデモを行ったり、サイフューズの技術や研究開発についての説明を行ったりする機会が増えましたが、この技術をたくさんの方に知っていただけること、「すごいね」と励ましをいただくことが日々の研究の大きなやりがいにつながっています。
研究開発部の鳥井蓉子さん(写真右)

再生医療を「完全に再生する医療」にするために、愚直に取り組んでいく。

― 今後の展望についてお聞かせください。

三條:これまでの再生医療の業界では、実際の組織・臓器に近い厚みと弾力性に富む組織を細胞のみで作製することは技術的に困難であり、細胞と人工材料を混合した構造体やゲルなどの人工的な足場材料、いわゆるスキャフォールドを用いて立体の造形物を作製するなどして再生医療に用いてきました。たとえば膝の軟骨がすり減ってしまった患者さまの場合、クッション材のようなものを入れてその痛みを軽減する製品などがありますが、そこからさらに、軟骨自体の再生を目指すことができれば、その患者さまにとってより大きな価値を提供できると思っています。それ以外にも、末梢神経でいえば指先に信号が通い、さらに指が元どおりに動いたり、その先には脊髄を損傷した方が立ち上がったり、歩けるようになったりすることが可能となるような未来があるかもしれません。再生医療が目指すべきゴールは、もっと大きい。サイフューズはそこに、実直に真正面から取り組んでいきたいと考えています。

三條:サイフューズの経営理念は、医療の進歩に大きく貢献することです。サイフューズの取り組みや経営理念が実現すれば、未来のマーケットをつくり出すという産業創出に繋がっていく可能性もあります。実現しなければならないゴールはとても大きいと思いますが、日本発の素晴らしい技術を有するベンチャーがさまざまな方からご支援をいただきながら、大きな目標にチャレンジしていくというところにも社会的意義があると感じています。サイフューズの役職員全員とサイフューズに関わってくださる全ての方々とで一丸となってこの大きな目標にチャレンジしていきたいと思います。

秋枝:サイフューズの社名は、「細胞」を意味する“cyto”と「融合」を意味する“fusion”を由来としています。です。バイオロジーとエンジニアリングのフュージョン、さまざまな企業とのフュージョンを続けながら、患者さまのみならず、働いているスタッフ、サポートしてくださっているさまざまな方々が幸せな世界を歩んでいけるよう、新しい社会の創出、医療、教育に貢献していたいと考えています。

この記事の執筆者:赤木麻里(あかぎ・まり)
フリーライター。学習院大学文学部日本語日本文学科、東京福祉大学心理学部卒。書籍やウェブサイトを中心に幅広く執筆を行う中で、特に思想、哲学、心理学の分野で多数の執筆協力、コンテンツ提供を行っている。

ソーシャルビジネス部門

排泄センサーを通じて「誰でも介護ができる世界」をつくる。abaが目指す、高齢化社会を支えるしくみ
2018年10月1日
三菱UFJ銀行主催のビジネスコンテスト、第5回『Rise Up Festa』のソーシャルビジネス部門で最優秀賞を受賞した株式会社aba。世界初の「におい」により排泄を感知する排泄センサー「Helppad」の開発・販売と、それを利用して収集した排泄情報を活用し“誰もが介護することができる世界”を目指しているといいます。

高齢化の波が押し寄せる一方で深刻な人手不足が叫ばれる介護業界。テクノロジーをどのように活用し、課題を解決しようとしているのでしょうか。宇井吉美(うい・よしみ)代表取締役に話を聞きました。

研究だけでなく、社会に製品を届けたい。大学在学中に選んだ起業の道

― 事業内容について教えてください。

ベッド上で高齢者・障害者が排泄をした際に臭いで排泄を検知する「Helppad(ヘルプパッド)」という製品をつくっています。穴が空いたシートから空気を吸い、ベッドの端にあるセンサー部分で排泄のにおい成分を感知して介護者に通知します。この機能のほか、もうひとつ重要なものが排泄検知履歴を蓄積し、排泄パターン表を作成するという機能です。
原型が生まれたのは学生時代、千葉工業大学で介護機器や介護ロボットの研究開発を行っていた頃です。論文を書くだけでなく、製品化してたくさんの方にお届けしたいという思いが強くなり、学部4年生のときに起業しました。
代表取締役の宇井吉美さん

― においによる排泄の検知に注目されたのは、何がきっかけだったのでしょうか。

排泄検知器、排泄センサーという概念は1980年代からありますが、実用化には至っていません。排泄センサーをつけるメリットよりも、デメリットのほうが大きかったためです。今でこそスマホでデータを飛ばせますが、当時使えた技術といえば無線方式。機械ばかり大きくて不恰好になったり、つけている側としても“装着している感”が拭えなかったりして、快適なものではありませんでした。

現状、介護現場で使用されている排泄センサーは、おむつのなかの水分を検知する仕組みのものです。しかし、介護職の方から「排泄センサーは体に装着しないといけないものが多い。装着せずに排泄を検知してほしい」という意見があり、においに着目することにしました。

― 開発は順調でしたか?

排泄というテーマゆえの難しさがありました。臨床実験をしたくても、受け入れてくれる施設がまず見つからないのです。施設にとっては「大切にお預かりしている入居者さま」。経営のトップが決断してくださっても現場の方々が受け入れてくれなかったり、現場は協力的でもトップからストップがかかったりして、臨床現場をおさえることに骨が折れました。大学時代のツテで2施設は受け入れてくださったのですが、実験のためだけに大阪に通っていたこともありましたね。

経営しながら自らも介護職となり、切り開いた臨床実験への道

― 技術面で難しかったところは。

高齢者や障害者の排泄を対象にしていた点ですね。当初の基礎実験では、私がおむつを履いて私が製品の上で排泄をしていたのですが、これが誤算のもとでした。健常者はまとまった量を一気に出せるので、センサーもはっきりとした波型をグラフ上で描きます。しかし高齢者や障害者はそうでない場合も多いのです。ずっと出続けていたり、便秘予防の下剤の影響で大量になったりと、一様ではありません。単純なアルゴリズムではまったく検出できず途方に暮れました。また、センサーはコストを抑えるために空気清浄機やエアコンに使われているセンサーを選択したのですが、これがまたエンジニア泣かせだったのです。

― 起業後に介護職をなさっていたと聞きました。

はい。ユーザー理解のためには、インタビューだけでは咀嚼しきれない部分がたくさん出てきます。自分自身がユーザーにならないと理解できないと考え、介護職に就きました。そうしながら勉強会やイベントに参加して人脈をつくり、詳しい人にご紹介をお願いしたりするなかで協力してくださる方が増えていきましたね。

センサーよりも排泄パターン。使用してわかった新たなニーズ

― 実際に製品を施設で使ってみて、いかがでしたか。

意外なことがわかりました。というのも、排泄の通知機能よりも、排泄の周期を把握できるパターン表にニーズがあったんです。通知機能を持つ装置はナースコールや転倒防止の離床センサーがすでにあり、現場はその対応で追われています。対応の優先順位を考えると、排泄は即時対応が必ずしも必要ではないこともあります。それよりも、誰が何時に排泄するかという時間軸を把握しておき、他の業務との兼ね合いをみながらおむつ交換やトイレ誘導を検討したほうが現実的、というわけです。

― なるほど。では今後もそういった、データを蓄積する方向でビジネスを展開していかれるのでしょうか。

現状、施設の多くではおむつを交換した時間だけがばらばらと記録されている状態です。排泄パターンをつかむことで排泄前におむつ交換をしてしまったり、便失禁をしてから交換までに時間が経ってしまったりすることを防ぐことができます。また、排泄時間から逆算して下剤を投与することで、夜中に失禁して朝方までおむつ交換してもらえない、などの事態を防ぎ、排泄をしてからゆっくりと質の高い睡眠をとっていただく、ということもできるようになります。排泄パターンをつかむことで、その方のありたい姿と生活がうまく噛み合うように見直しがはかれるようになると理想的ですよね。睡眠センサーと併用すればレベルの高い介護ができると考えており、今後取り組んでいく見通しです。

Rise Up Festa受賞で感じた、関係者全員の喜び。コストダウンのメリットも

― 「Rise Up Festa」に応募したきっかけについてお聞かせください。

資金調達を検討しているときに外資系のベンチャーキャピタルの方からご紹介いただきました。お話を伺ってみると、第一ステップとしてぜひ参加してみてはと勧められ、応募させていただきました。

― 受賞されてみて、いかがでしたか。

メガバンクで口座開設ができたというのは非常に大きなメリットがありました。これまでは金融公庫、信金、地銀を利用していたのですが、手数料が高額なのです。年によっては手数料のみで15~20万円にものぼってしまい、見直したいと考えていたところでした。これから新入社員もどんどん増えていく予定なので心強いです。

― 周囲の反応は。

受賞した日、そのまま一番お世話になっている施設に行ったのですが、皆さん自分のことのように喜んでくださって。「あの三菱UFJ銀行に認められたなんてすごいじゃない」と言われ、この「Helppad」という製品が私や社員だけのものではなく、今まで協力してくれた人みんなの気持ちが入った製品なんだと再確認しました。この受賞が、周りにとっても励みになっています。

「介護脳」をつくりたい。インフラとしての介護機器を目指していく

― 今後の見通しについて、教えてください。

現在、介護業界では3年以内に離職する人が全体の7割を超えています。無資格・未経験者が非常に多く、この5年間で外国人も急増しました。今後もその傾向は続くでしょうから「どんな人が来てもある一定レベルのケアが提供できるようにする」ということが必須になります。それを実現できるのが、「Helppad」をはじめとするシステムです。今日から介護の現場で働き始めた人でも60点くらいのケアができるように、システムで上積みしてあげるんです。これは家庭でも同じ。今日親が倒れても、明日から介護できるようにしていきたいです。

― なるほど。

私たちはそうした取り組みを「介護脳をつくる」という言葉で表現しています。ノウハウを私たちが紐解いて誰もが介護ができるようになれば、最終的には介護という概念もなくなるのではないでしょうか。
aba社のミッションは「必要な時に必要なだけの介護を介護脳で実現する」
abaのインフラがあるからどんな人でも元気に生きていける、空気のような存在のシステムをつくりたいんです。だから「Helppad」も「あ、敷いてあったんだ」なんて言われるくらいの存在感になれるよう、改良していきたいですね。ゆくゆくは、介護施設全体がロボットのようになって、要介護者の方が転倒しそうになったら壁から手が生えて支えられるようにできたら素敵だよねとか、そんな話を施設の方としている毎日です。

この記事の執筆者:赤木麻里(あかぎ・まり)
フリーライター。学習院大学文学部日本語日本文学科、東京福祉大学心理学部卒。書籍やウェブサイトを中心に幅広く執筆を行う中で、特に思想、哲学、心理学の分野で多数の執筆協力、コンテンツ提供を行っている。