

「美食経済圏」が拓く日本再生の未来
世界中の美食家たちが「訪れる価値がある国」として日本を選び、彼らが人里離れた土地に足を運ぶのは、そこにしかない特別な食体験を求めてのことです。今、富裕層の旅は「誰も知らない場所を最初に発見する」喜びと、その地域に経済的・文化的好影響をもたらす「美食経済圏」という形に進化しています。日本における美食ツーリズムの第一人者のひとりである、一般社団法人日本ガストロノミー協会会長 柏原 光太郎氏に美食経済圏の魅力や将来性について、お話を伺いました。
目次
- 「美食経済圏」とはなにか
- 富裕層向け観光ビジネスの活発化の背景と「美食経済圏」が広がる理由
- 「美食経済圏」のメリット・デメリット
- 「美食経済圏」の成功事例
- 今後の展望と予測
「美食経済圏」とはなにか
食文化のハブとしての日本ガストロノミー協会
―まず、柏原さまが日本ガストロノミー協会を設立された経緯と、協会の活動内容について教えてください。
私が日本ガストロノミー協会を設立したのは、世界的な美食都市であるスペインのサンセバスチャンの取り組みに影響を受けたからです。サンセバスチャンには「ソシエダ・ガストロノミカ」、いわゆる美食倶楽部(和訳)の存在があり、150年以上の歴史を持つ、仲間同士で料理を作るコミュニティが街の食文化を支えています。日本でも食文化を楽しむ場を作りたいと考え、2018年に協会を設立しました。
現在、代々木の参宮橋に20坪ほどのキッチンを借り、会員が集まって料理を楽しむだけでなく、プロから学んだり、地方自治体の産品を使った料理を考案したりと、食のハブとなる活動を行っています。
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(2025年6月30日現在)
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