大切な資産を「まもり」「つなぎ」「ふやす」ために　これからの資産運用の戦略とは？

人生の目的が人それぞれ異なるように、資産運用の目的も三者三様です。
資産をどのように保有することがより良いのかを考えること、それが資産運用を始めるスタートです。
自分や家族の大切な資産を「まもり」「つなぎ」「ふやす」ために、いま、資産運用について考えましょう。

新型コロナウィルス感染拡大で、非接触やテレワークが浸透、経済・社会のデジタル化が急速に進む中で新しい産業が台頭したり、米中貿易摩擦やBrexit、地域紛争や首相交代等の政治的事象も市場への影響が多大であることはいうまでもありません。

これらの事象は地球規模で関わり合い、互いに影響を受け合うため、その動きを予測することは非常に困難です。
しかし、困難だからこそ、資産をどのように保有していくのかが大事になるのです。

代表的な資産は金融資産ですが、金融資産の中には、預金、株式、債券、投資信託などさまざまな種類があり、さらにはどの国・どの地域・どの通貨の資産を保有するかによってリスクも異なります。
また、預金にはリスクが無いと思われるかもしれませんが、超低金利時代においては「ふやす」ことが望めないこと、将来のインフレリスクによる資産価値の下落も考慮する必要があります。

資産の配分は定期的に見直しが必要です。社会環境や市場は日々変化しており、保有している資産もその変化に影響を受けている、または将来受ける可能性があります。
そうして常に変化する中で、目的を持って、攻守を考えながら資産を組み替えていくことが大切です。

マーケットは思わぬことで急変することがありますが、その動きに一喜一憂しないことも大事です。
ただし、上昇局面ではそのうまみを享受するなど、マーケットと上手に付き合うことも、資産運用においては必要になってきます。