歴史的に事業承継はどう行われてきたのか? 磯田道史が説く「永続の見直し」
磯田道史氏は『武士の家計簿「加賀藩御算用者」の幕末維新』(新潮新書)をはじめ、『天災から日本史を読みなおす 先人に学ぶ防災』(中公新書)や『豊臣兄弟 天下を獲った処世術』(文春新書)など、独自の切り口から歴史を解説した著書を世に出してきた、歴史学者です。
「磯田道史 歴史が教える事業とお金」第3回は、「歴史的に事業承継はどう行われてきたのか?」がテーマです。磯田氏は、事業承継の課題解決には日本人が持つある固定観念が壁になっているのではないか、と問いかけます。
目次
- そもそも事業の継続は正解か
- 江戸時代は「婿養子」が事業承継を支えた
- ヒントは「隠居」にあり
- 「永続」に価値を見出す日本人
- 非効率な経営体は領主から退場を命じられた
そもそも事業の継続は正解か
古都・京都には、数百年続く企業が見られ、なかには1000年以上続く企業も存在します。京都に限らなくても、諸外国と比べて日本企業は創業からの年数が長いケースが多いとのデータもあり、日本は人だけでなく企業も長寿となりやすい傾向があるようです。
しかし、磯田氏は「海外と比べれば長寿企業が多かったとしても、廃業する企業も相応にあったと考えられます」と話します。
「確かに、江戸時代から看板が続いている会社はあります。下の名前まで個人名が続いている商店も多く残っています。しかし、江戸時代の終わりぐらいになると、子孫がいなくて潰れそうになり、アカの他人夫婦に経営と家を譲って店の看板と家名だけまもられたケースも少なくないのです」
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(2026年2月16日現在)
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