連続起業家 家入一真 表現者として事業を立ち上げ、次の担い手に想いを引き継ぐ
20代前半で初めて起業した家入一真氏は、「連続起業家」として数々の企業経営に携わり、ビジネスの世界で名を馳せてきました。その一つひとつの営みには、学生時代の原体験をもとにした、自分事としての深い想いがあると言います。
複雑で先が見通せないVUCAと呼ばれる今の時代において、家入氏はどこを見つめ、何を考え、そしてどのような想いでさまざまな事業を立ち上げ続けているのか。本連載「家入一真 表現者としての想い」では家入氏にお話を伺い、3回にわたって事業承継やスタートアップ支援、地方創生などに対する考えを紐解きます。
初回は、「連続起業家として考える事業の作り方と事業承継」についてです。家入氏にとって「起業」の持つ意味、そして事業承継に対する考え方を伺いました。
目次
- 部屋に引きこもっていた10代、パソコン通信で見つけた自分の居場所
- 「本当は表現者になりたかった」家入氏にとっての起業とは
- 事業承継は「想いの継続」、創業の根本は伝えながらも変革を続けていく
部屋に引きこもっていた10代、パソコン通信で見つけた自分の居場所
家入氏は、2003年に現在もGMOペパボとして続くpaperboy&co.を創業し、同社は2008年にJASDAQに上場しています(現在の同社の取引市場は東証スタンダード)。当時、最年少でJASDAQに上場した経営者となったことで、注目を集めました。その後もクラウドファンディングのCAMPFIREやスマートECのBASEなど、数々の会社とサービスを立ち上げてきましたが、起業の根底にあるのは「テクノロジーを使って、声を上げたくても上げられない人の、声が届く社会にする」という想いです。
そのもとには、家入氏の原体験があります。
家入氏は中学2年生の時にいじめに遭い、学校に行けなくなりました。10代のころはほとんど家から出られず、「部屋に引きこもって生活をしていた」と言います。
「当時は同級生とすれ違うのが怖くて、一歩も外に出ることができない状態でした。10代前半の若者にとって、学校は社会のすべてです。そこからある日突然こぼれ落ち、自分は社会から断絶されたという感覚があり、自分の生きていく場所はどこにもないんだと思い詰めていました」
そんな時に出会ったのが、パソコン通信の世界です。顔も名前も知らない人たちとのコミュニケーションが、自宅に引きこもっていた家入氏にとって、唯一の社会との接点となりました。年齢や性別、肩書を気にしない人たちとのパソコンを通じた対話に、家入氏は居心地の良さを感じます。そのうちに、好きで描いていた油絵や自分でプログラミングをして作ったゲームなどを発表するようになり、「自分にも居場所がある」と感じられるようになりました。
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(2026年1月29日現在)
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