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未来を守る家族信託 資産管理から事業承継までの賢い選択
未来を守る家族信託 資産管理から事業承継までの賢い選択

未来を守る家族信託 資産管理から事業承継までの賢い選択

認知症高齢者の財産管理の手段として、成年後見制度よりも柔軟な管理と財産承継が可能な「家族信託」が注目されています。今回は地主や企業経営者にも役立つ家族信託について、司法書士法人ソレイユの代表司法書士である杉谷範子氏にお話を伺いました。

目次

  • 家族信託が注目される背景
  • 家族信託とは?
  • 家族信託の活用事例と注意点
  • 家族の未来と家族信託

家族信託が注目される背景

高齢化社会の課題と既存制度の問題点

―現在、家族信託が注目されている背景にはどのような理由があるのでしょうか。
主に3つの理由があります。まず、金融機関や不動産取引における本人確認が厳格になったことです。昔は家族が通帳と印鑑を持参すれば預金を引き出せましたが、現在は犯罪対策もあり、本人の明確な意思確認がなければ、家族であっても財産を動かすことができません。
次に、健康寿命と平均寿命の差が平均で約10年もあることです。医療の進歩により、判断能力や運動機能が低下した後も長期間にわたって生活が続くケースがふえており、その間の財産管理が大きな課題となっています。

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(2025年11月28日現在)
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