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【第4回】相続対策の基本と実践 家族に負担をかけないために
【第4回】相続対策の基本と実践 家族に負担をかけないために

【第4回】相続対策の基本と実践 家族に負担をかけないために

「高所得者が知っておきたい税知識」シリーズ第4回目では、相続の基本を解説します。資産の持ち主が次世代への引き継ぎを十分に準備しないことによる相続トラブルが、近年、増加傾向です。家族に負担をかけないための準備として、財産目録・遺言・保険・生前贈与など有効な相続対策を解説します。

目次

  • 相続とは何か? 基本的な流れを確認
  • 最近ふえている相続トラブルの事例
  • 相続人に負担をかけない相続対策7選
  • まとめ

相続とは何か? 基本的な流れを確認

相続ルールは民法・相続税法に基づく

相続とは、財産の持ち主が亡くなったとき、その被相続人が持っていた財産や権利、義務のすべて(プラスもマイナスの財産も含めすべて)を、配偶者や子どもなどの相続人が引き継ぐことです。
誰が相続するのか、どのくらいの割合で相続するかなどのルールは、民法の第5編全10章に定められています(第882条~第1050条)。また、相続の税金に関するルールは、民法とは別に相続税法にも定めがあります。相続税法と民法では、一部異なるルールも存在するため、注意が必要です。

相続手続きの流れ

被相続人が亡くなり相続が開始されると、相続税が発生する場合には、相続人は10ヵ月以内に納税手続きが必要となります。事前に何も準備をしていないと、とても短く感じられるでしょう。しかし、相続発生前から相続の準備をすることは可能です。相続手続きの流れは、相続発生前から着手できる部分を含めると以下のとおりです。

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(2025年12月26日現在)
  1. 本記事は、2025年12月時点の税制、その他関連法規に基づく内容であり、今後の改正等により相違が生じることがあります。税法や法律に関わる個別、具体的なご対応は必ず税理士・公認会計士・弁護士等の専門家へご相談・ご確認ください。
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