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投資信託の選び方7つのポイント。不安ならまずは「つみたてNISA」から

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投資信託の選び方7つのポイント。不安ならまずは「つみたてNISA」から
公開日:2020年12月14日
更新日:2024年1月12日
投資初心者にも人気の「投資信託」ですが、種類が多すぎてどうやって選んだらいいのかわからず、迷ってしまうという人も多いのではないでしょうか。そこで、投資信託選びで押さえておきたいポイントを7つ紹介します。
\2024年以降のNISA制度のポイント/

投資信託の選び方1.どんな資産に投資するのか知ろう

一口に投資信託と言っても、投資対象が「株式」か「債券」か「不動産」か「その他資産」か、投資エリアは「国内」か「海外」かなど、いくつもの種類に分類されています。
投資対象やエリアなどの組み合わせによりその投資信託の特徴が変わってきます。一般的には、債券よりも株式の方が価格変動が大きかったり、投資エリアが海外だと為替相場の影響を受けたりといった特徴があります。つまり、期待リターンが大きいほど、リスクも大きくなり、期待リターンが小さいほど、リスクも小さくなります。
自分はどんな投資先を選びたいのか、どのくらいのリスクを許容できるのか考えてみましょう。ファンドの運用方針、リスク、運用実績、手数料等の費用などの重要事項がまとめられた書類である「目論見書(もくろみしょ)」を見れば、その投資信託の詳細を確認することもできますよ。

投資信託の選び方2.手数料や信託報酬を必ずチェックしよう

その投資信託でいくらお金がふえるのか正確に予測することはプロでも難しいですが、いくらコストがかかるのかは事前に確認することができます。
同じ運用結果なら、購入時手数料(購入にかかる費用)や信託報酬(運用にかかる費用)を安く抑えるほど手元に残るお金が多くなります。投資信託を選ぶうえでコストの確認は必須です。

投資信託の選び方3.純資産総額がある程度大きい銘柄を選ぼう

純資産総額(資産残高)は「基準価額(投資信託1口または1万口あたりの値段)×総口数(購入された数)」のことで、投資信託の規模を表します。
運用がうまくいっていたり、人気があったりすると純資産総額が増えます。規模が大きな投資信託は、多くの投資家から支持を集めていると言えるでしょう。同じ特性を持つ投資信託であれば、純資産総額が多い方を選ぶ、といった選択肢もあります。

投資信託の選び方4.ランキングや流行はあくまで参考程度に

ちまたに溢れるランキング情報。ただし、商品ランキング1位=リターンを保証するというわけではありません。複数のランキングを参考にすればそのときのトレンドはつかめますが、それはあくまで選ぶときの参考程度にとどめましょう。
周りに流され過ぎず、自分が希望する投資方針と合っているかを冷静に確認したいところです。

投資信託の選び方5.「高分配」や「毎月分配」だから良いとは限らない

分配金が多い、毎月分配金を受け取れる、ということは、その分投資に回す金額を減らして今手元に受け取っていることになります。
長期間に渡って投資して複利の効果を活かすなら、今手元に少額を受け取るよりも、できるだけ多くの金額を投資に回した方が効率よくお金をふやすことができます。
  • 将来に備えて大きくふやしていきたいのか
  • 毎月少しずつお金が入る幸せを優先させたいのか など
自分が何を目指すのか明確にし、その条件に合っている商品を選びましょう。

投資信託の選び方6.将来の予測が難しい場合は過去の運用成績も参考にしよう

投資信託では、過去の運用成績がカンタンに確認できます。過去の運用成績が良いからといって今後もそれが続くとは限りませんが、一つの参考値にはなるでしょう。
ファンドの過去の運用成績を見る指標の1つにトータルリターンというものがあります。これは一定期間のファンドの総合的な運用成績を表すものです。
過去の結果は将来を予測するものではないのでそれだけにとらわれず、投資対象資産の将来性を見極めるようにしましょう。

投資信託の選び方7.シャープレシオを確認しよう

シャープレシオとは、リスクに対しどれくらいのリターンを得られるかの目安になります。基本的に数字が大きいほど、同じリスクでも高いリターンを得られる「効率のよい投資」だと判断します。
世の中には多くの投資信託がある中、今までに挙げた7つの選び方のそれぞれの指標等を自分で探して比べるのは難しいかもしれません。そんなときは、各金融機関のホームページで指標毎に、投資信託を絞り込める機能を活用するのがよいでしょう。

投資信託の商品選びに迷う人は、「つみたてNISA」から始めてみよう

投資信託の購入を考えるなら、「つみたてNISA」についても確実に知っておきたいところです。つみたてNISAは、国が用意した税制優遇制度です。
この制度では、毎年40万円の投資枠が最長20年間にわたって利用できます。投資で得た利益には通常約20%の税金がかかりますが、この投資枠の範囲内だといくら利益を上げても非課税です。

「投資信託選びに迷ったらつみたてNISA」はなぜ?

つみたてNISAは、通常のNISAと違い投資できる商品がかなり限定されています。
  • 購入時手数料ゼロ(ノーロード)
  • 信託報酬は一定水準以下(例:国内株のインデックス投信の場合0.5%以下)
  • 分配頻度が毎月ではない
このような条件をクリアした「金融庁が長期・分散・積立投資に適していると判断した投資信託」にしか投資できないようになっていますので、投資初心者でもこの中から選べば比較的失敗しにくい投資を実践できるでしょう。

投資信託選びのポイントを押さえて、納得できる投資先を探そう

投資信託選びに迷ったら、ここで紹介したようなポイントを思い出して、ホームページの機能等も活用しながら少しずつ商品を絞り込んでいくとよいでしょう。まずは自分の考えに合ったお気に入りの銘柄を選んで始めてみましょう。

執筆者:株式会社ZUU

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投資信託をお申し込みの際は、次の点にご注意ください。

  • 投資信託は預金ではなく、その基準価額は、組入れ有価証券(株式・債券等)の値動きにより変動しますので、お受取金額が投資元本を下回る場合があります。
  • 組入れ有価証券等は、株式指標・金利等を原因とした値動きにより変動します。
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  • NISA口座は、開設後、税務署の審査が完了するまで金融機関の変更および廃止はできません。
  • NISA口座での損失は税制上ないものとされます。
  • NISA制度では、年間の非課税投資枠(つみたて投資枠は年間120万円、成長投資枠は年間240万円)と非課税保有限度額(総枠)(つみたて投資枠・成長投資枠あわせて1,800万円、うち成長投資枠1,200万円)の範囲内で購入した上場株式等の商品から生じる配当所得および譲渡所得等が非課税となります。
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