贈答・進物 ―喜ばれなくてはイミがない。だから気配り―

お金のマナー、包み金の目安
表書きの基本、水引の種類
贈答の体裁
病気見舞い、災害見舞いのポイント
お中元、お歳暮のポイント

お金のマナー、包み金の目安
お金のマナー
祝儀・不祝儀に贈る現金をむきだしのまま渡すのはマナー違反。のし袋に入れて贈る。祝い金はできるだけ新しい札を、香典の場合は新札は用いないこと。
  1. 水引の色:慶事や一般的な贈答用には紅白・金銀・金赤を。弔事には黒白・黄白・銀白のものを(贈答の体裁参照)。
  2. のし:のしは本来『酒の肴を贈る』という意味。なま物を贈る時や弔事・見舞いの際にはつけない。
  3. 水引の結び方:結びきりは『これ1度で2度とない』という意味。婚礼や弔事に。蝶結びは『くりかえす』という意味。何度あってもよい祝い事に。
  4. 上包みの折り方:慶事は下半分が上半分の上に重なるように、弔事はその逆で、上半分を上にして折る。
●上包み
上包み
包み金の目安
●結婚祝い
お祝いの金額は、先方との関係やおつきあいの度合いによって決める。披露宴に出席する場合も、披露宴の格式や規模を気にすることなく、自分の気持ちにふさわしい額にしよう。
●香典
香典の金額も、先方との関係やおつきあいの度合いによって決める。基本的に偶数は避けるとされている。
●結婚祝いの目安(披露宴に出席した場合) 単位:円
贈り先
20代
30代
40代
50歳以上
同僚
30,000
30,000
20,000
部下
30,000
30,000
30,000
30,000
兄弟・姉妹
100,000
100,000
甥・姪
50,000
100,000
100,000
いとこ
30,000
30,000
30,000
その他の親類
30,000
50,000
50,000
友人・知人
30,000
30,000
20,000
30,000
30,000

●香典の目安 単位:円
贈り先
20代
30代
40代
50歳以上
上司
3,000
5,000
10,000
10,000
同僚
3,000
5,000
5,000
5,000
部下
5,000
10,000
勤務先社員の家族
3,000
5,000
5,000
5,000
5,000
祖父母
10,000
10,000
両親
100,000
100,000
100,000
兄弟・姉妹
50,000
30,000

おじ・おば

10,000
10,000
10,000
10,000
その他の親類
10,000
10,000
10,000
10,000
友人・知人
5,000
5,000
10,000
5,000
隣・近所
3,000
5,000
3,000
5,000
5,000
友人・知人の家族
5,000
5,000
10,000
5,000
三和銀行「金銭からみたおつきあい調査」(1998年版)より。
※印はサンプル数が少ないため集計していない。
表書きの基本、水引の種類
●表書きの基本は
慶事は濃い墨で、弔事は薄い墨で書くのが正式なマナー。
  1. 個人で贈る時は:下段中央に氏名を。字の大きさは『寿』などよりやや小さめに。
  2. 社名を入れる時:社名や肩書を入れる時は氏名の右側に小さく入れる。
  3. 連名で贈る時:右に目上の人の名を。以下左に並べる。人数が多い時は、下中央に代表者の名前を書き、その左下に「外(他)一同」と書く方法もある。
  4. 宛名を入れて連名で贈る時:3.とは逆に左の宛名に近いほど上位。以下順に右に並べて書く。
  5. 名刺を貼る時:緊急の場合や面識のない人に対する略式のやり方。名刺は左下にはる。
●水引の種類
印刷されたものから豪華なものまで、のし袋の飾りもさまざま。金額に応じてのし袋も使いわけよう。

表書き
1. 2. 3. 4. 5.
表書き
※団体で贈る場合は、表には団体名のみ書き、氏名を列記した別紙を中に入れる。
※弔事の場合、親族の方への心配りとして、香典返し等のことも考え、住所・名前を明記した方がよい。
●ふくさのたたみ方
慶事用
まず左側の角を内側に。次に上、下の角を折り、最後につめのある角を折る。
1. 2. 3. 4.
ふくさのたたみ方:慶事用
弔事用
慶事の逆。つめのある方を左におき、最初に右側を内に折り、最後に左側を折る。
1. 2. 3. 4.
ふくさのたたみ方:弔事用
贈答の体裁

  表書き 水引の色と結び方 贈る時期
結婚祝い 御祝・寿
ご結婚祝
金銀・紅白・金赤・金一色/結びきり 品物は遅くとも挙式の1週間前頃までに
出産祝い 御祝・御出産御祝 紅白/蝶結び 誕生からお宮参りの頃までに
新築祝い 御祝・御新築御祝 同上 完成の前後に
栄転・昇進祝い 御祝・祝御栄転 同上 決定後なるべく早く
開業・開店祝い 御祝・御開業御祝 同上 開店・開業当日までに
中元 御中元 同上 7月初旬から7月15日頃地域により8月15日頃まで
歳暮 御歳暮 同上 12月初旬から12月20日頃までに届くように
年賀 御年賀・御年始 同上 松の内(1月7日)。地域によって1月15日までに
せんべつ 御餞別 同上 送別会や別れの席で
手みやげ 粗品 同上 他家を訪問する時に
謝礼 御祝・薄謝 同上 世話になった時
病気見舞い 御見舞い・祈御全快 水引きなしの白い封筒でよい 病気・入院・ケガの時に
災害見舞い 御見舞い・御伺 同上 地震・火災などの災害時に
仏式葬儀 御霊前・御香典/
御供(品物のみ)
黒白・黄白・銀白・銀一色/結びきり 通夜か葬儀当日に持参
神式葬儀 御霊前・御玉串料/
御供(品物のみ)
同上 同上
キリスト教式 御霊前・御花料 同上 同上
法要 供物料・御花料 同上 各法要時に持参
病気見舞い、災害見舞いのポイント

●病気見舞いのポイントは
  1. 香りの強い花や鉢植えを贈るのはタブー。パジャマや本など入院生活に役立つものが喜ばれる。
  2. 食事が制限されている場合もある。食べ物を持参する時は、事前に病状を聞いてから。
  3. 病室での長居は無用。病気の話や仕事の話は避ける。
●災害見舞いのポイントは
  1. わかりしだい駆けつける。遠方で無理な時は早めに見舞いの電報や手紙を送る。
  2. 災害の状況がわかりしだい、見舞いの品や現金を送るようにする。
  3. 見舞いの品は毛布や衣類、食料など、すぐに役に立つ物資を贈ると喜ばれる。
お中元、お歳暮のポイント
  1. お中元を贈る時期:関東地方は7月はじめから7月15日、旧盆の地方では8月15日くらいまでに贈る。それを過ぎたら、「暑中御見舞」に。
  2. お歳暮を贈る時期:12月初旬から20日頃までに。年内に届かない時は、年が明けてから、松の内なら「御年賀」として。それ以降は「寒中御見舞」として贈る。
  3. 先方に直接届けるのが正式。郵送する時は挨拶状を別に出すようにする。
  4. 品選びは先方に応じて。会社に贈る場合は全員でわけられるものを。個人宅に贈る時はだぶってもムダにならない実用品がよい。


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