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1.投資信託の選び方-基準価額の変動要因

ファンド選びの注目ポイント

基準価額の変動要因

組入資産の価格変動

投資信託の基準価額は、株式や債券等の組入資産の時価評価に基づいて1日に1回算出されます。組入資産の評価額が高くなれば基準価額も高くなり、逆の場合は下落します。組入資産の評価は一般的に取引時間中の価格ではなく、終値で行われます。

組入資産と基準価額のイメージ

金利・為替・景気の影響

  • 金利変動の影響
    債券の価格は一般的に市場金利が上がると下落し、金利が下がると上昇します。したがって、債券を多く組み入れた債券型ファンドの基準価額は、金利変動の影響を強く受けます。
  • 金利と債券価格の関係イメージ
    • 上記の関係はあくまでも一般的な関係、概算値を示したものであり、必ずしも実際の値動きを示すものではありません。

  • 為替変動の影響
    外貨建ての株式・債券等は、為替相場の変動により円に換算した際の資産価値が変動します。円安・外貨高の相場では資産価値は上昇し、円高・外貨安では資産価値は下落する傾向にあります。したがって、海外債券・海外株式・海外リート(不動産投資信託)に投資するファンドで、為替ヘッジを行っていない場合は、為替相場の影響を受けて基準価額が変動します。

  • 景気の影響
    景気が良いときは企業業績も好調になります。これを見越して投資資金は株式に集中しますので株価は上昇し、投資資金が集まらない債券は下落します。また、インフレ抑制を目的に中央銀行(日本では日本銀行)が政策金利を引き上げることも債券価格の下落につながります。一方、景気が悪いときは逆の動きになります。好景気の時は株式型ファンドが、不景気の時は債券型ファンドが値上がり傾向にあると覚えておきましょう。

分配金の支払い

投資家に支払われる分配金は、ファンドの純資産から差し引かれ、その分、純資産総額が減少します。したがって、基準価額も下落します。(「基準価額の確認方法」を参照

分配金の支払いがあった際の基準価額の変動例
  • 上記は値動きを仮定したイメージ図であり、特定の商品の運用実績を示唆するものではありません。

国内外のニュース

組入資産の価格は、企業業績や景気などの経済的要因はもちろん、政治・国際情勢などによっても変動します。
グローバル化が進んだ現在では、国内資産だけを組み入れたファンドであっても、海外の出来事に影響を受けます。国内外のニュースと市場の動きに注意するようにしましょう。

法・制度と投資信託

日本では、「NISA・つみたてNISA」や「iDeCo(個人型確定拠出年金)」などの制度が整備・拡充され、口座数の増加や資金の流入傾向がみられます。どちらの制度も税制優遇メリットがあり、投資信託での運用が可能なことから、資産運用を始めやすい環境が整いつつあるといってよいでしょう。

この項目の知っ得用語

税制優遇

(2019年2月28日現在)

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