[ ここから本文です ]
ETF(上場投資信託)

ETFとは
取引所に上場し、取引されている投資信託のことです。ETFはExchange Traded Fund(取引所で取引される投資信託)の略で、上場投資信託と表記されることもあります。
株価指数(TOPIXや日経平均株価など)・債券指数・商品価格(商品指数を含む)などに連動することをめざすもので、取引所において、株式と同様の取引が可能です。
- ※東証株価指数(TOPIX)に関する著作権、知的所有権、その他一切の権利は東京証券取引所に帰属します。
- ※日経平均株価(日経225)に関する著作権、知的所有権、その他一切の権利は日本経済新聞社に帰属します。
ETFの特徴
ETFの特徴には次の点が挙げられます。
- 指数連動なので価格の動きがわかりやすい
ETFは日経平均株価やTOPIXといった主要な株価指数への連動を目指して運用されています。これらの株価指数は一般のテレビやラジオのニュース番組などでその動向が報道されていますから、自身の保有するETFが現在値上がりしているのか値下がりしているのか、その値動きの動向を容易に把握することができます。 - 少額で分散投資が可能
ETFは目標とする株価指数を構成する銘柄に幅広く投資されます。つまり、分散投資が図られているわけです。また、多くの銘柄が、数千円〜数万円程度(平成22年7月7日現在)で購入することが可能なので、少額で分散投資をした場合と同様の効果を期待することができます。 - 証券取引所の立会時間中はいつでも取引が可能
従来型の投資信託では、通常1日1回公表される「基準価額」にもとづいて取引されますが、ETFでは、証券取引所の立会時間中は、自由に時価で売買が可能です。 - 株式と同様に指値や成行での注文が可能
ETFは株式と同様に、指値注文や成行注文による取引が可能です。カブドットコム証券では、さらに、逆指値やW指値、トレーリングストップなどの多彩な自動売買も利用できます。
ETFのリスク
ETFは、株式投資信託であり、かつ取引所で売買されるので、株式同様下記のリスクがあります。ETFの投資にあたっては、リスクを理解したうえで投資判断をする必要があります。
-
1.
価格変動リスク
ETFが投資対象としている株式の価格は、企業の業績、経済動向、ニュース、為替動向、海外の経済状況など様々な要因により変動します。そのため購入価格を下回る可能性もあります。ETFは元本や分配金が保証されている商品ではありません。
-
2.
発行体リスク
組み入れ株式などの証券の発行者の経営・財政状況や外部状況の変化により、基準価額が変動し、投資元本を割り込むことがあります。
-
3.
運用リスク
ETFは、基準価額が対象となる指標に連動することを目指して運用されますが、運用上、基準価額と対象指標が乖離することがあります。
-
4.
流動性リスク
市場の需給等の状況によっては、予期した価格で売買できない可能性や売買が成立しない可能性もあります。また、上場しているETFが、証券取引所の定める上場廃止基準に該当する場合、上場廃止になることがあります。
-
5.
為替リスク
海外の指数を連動対象とするETFには、為替変動リスクやカントリーリスクがあります。
-
6.
その他
その他、さまざまな経済情勢等の影響を受けて、分配金が減少したり、基準価額が変動し投資元本を割り込むこともあります。売買には手数料等がかかります(一部、無料となる商品があります)。また売却の際に譲渡益がある場合および分配金を受取る場合には税金がかかります。
ETFと株式・通常の投資信託を比べると
株式 | ETF | 通常の投資信託 | |
---|---|---|---|
購入 | どの証券会社でも購入可能 | 取り扱っている証券会社が限定的 | |
購入価格 売却価格 |
自分で指定することが可能(指値・成行) | 指定不可 | |
価格の確認方法 | 新聞の株式欄に毎日掲載 | 専門誌を見るか、証券会社に確認 | |
手数料 | 売買時に株式委託手数料が必要(*) (*)一部、無料となる商品があります。 |
銘柄ごとに異なる ノーロード(手数料無料)もあり | |
信託報酬 | なし | あり | |
リスク | 個別銘柄に関わるリスクあり | 分散投資により個別銘柄に関わるリスクは分散される。 |
金融商品仲介口座の開設はインターネットから申し込めます
<普通預金口座の通帳とキャッシュカードをお持ちのお客さま>
<三菱UFJダイレクトをご契約のお客さま>
(平成27年12月30日現在)