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カードローンの借り換えを行うメリットとデメリット

カードローンの借り換えを行うメリットとデメリット

現在、カードローンの返済をしている方の中には、別のローンに切り替えることで、金利を下げたり、返済額を減らしたりすることができる可能性があります。
それが「借り換え」と呼ばれるものです。
しかし、「手続きが面倒」、「審査は大丈夫なのか?」と心配する方も多いでしょう。そもそも「自分にとって本当にメリットがあるのか」と思う方もいるかもしれません。
本来借り換えによるメリットがあるにも関わらず、正確な知識がないため、借り換えに踏み切れずにメリットを享受できないのは、非常にもったいない状況といえます。
そこで、今回は「借り換え」について、そのメリットとデメリットを説明するとともに、審査の注意点等を説明していきます。

カードローンの借り換えとは

カードローンの借り換えは、現在使っているカードローンから、別のカードローンに乗り換えることをいいます。
カードローンは、各金融機関の商品によって適用される金利も違い、サービス内容も異なります。現在お使いのカードローンを契約後、より金利が低いカードローンの存在を知った等ということは、よくあることです。
借り換えを行う目的は主に、1.総返済額を減らす、2.利息を減らす、3.毎月の返済額を減らす、の3つになります。
また、借り換えの対象となるローンは、クレジットカードのキャッシング、マイカーローン、教育ローン、メディカルローン等が当たります。また、金利上昇のリスクを抑えるために、住宅ローンを借り換えることもあります。
借り換えとは別に、複数の金融機関から借り入れているローンを、1つのカードローンにまとめる商品を取り扱う会社もあります。これは、A社とB社のローンを新たにC社のローンで借り入れたお金で完済し、以降はC社だけに返済していく、という仕組みです。

カードローンの借り換えとは

カードローン借り換えのメリット

ここからは、カードローンの借り換えを行うメリットを紹介します。借り換えすることでどんなメリットが生じるのか確認し、借り換え検討の一助としてみてください。

  1. 本記事で掲載している金利は一例であり、利息や返済額の計算は、概算です。
    利息や返済額の計算方法は、カードローンを提供する各社により異なりますので、各社のホームページ等でご確認ください。

支払う利息が少なくなる

借り換えの最大のメリットは、利息を減らせることです。金利の低いカードローンへ借り換えを行うことができれば、当然支払う利息も少なくなります。

たとえば、30万円を金利 年18% で借り入れた場合、年間利息は30万円×18%=54,000円となります。1カ月借りると、54,000円÷365日×30日=4,438円です。
これを、金利 年11%のカードローンに借り換えると、30万円×11%÷365日×30日=2,712円となり、差額は1,726円になります。

返済総額が減り、返済期間も短くなる

利息が減れば、当然返済総額も減ります。たとえば、30万円の借入を、毎月1万円ずつ返済すると、金利 年18%の場合は総額401,523円になりますが、金利 年12%なら358,440円まで減らすことができます。

また、毎月支払う利息も少なくなるので、以前と同じ金額を毎月返済すれば返済期間も短くなります。上記の例なら、金利 年18%では完済期間が41ヵ月ですが、金利 年12%なら36ヵ月に短縮されます。

毎月の返済額が少なくなる

毎月の返済額を一定にするのではなく、返済期間を決めて完済を目指すのであれば、毎月の返済額が減ります。たとえば、30万円の借金を36ヵ月で完済するとなると、金利 年18%では毎月の返済額は10,845円になりますが、金利 年12%なら9,964円まで減らせます。

利用限度額が増える

借り換えを行うことで、現在契約しているカードローンより、利用限度額(与信枠)を増やすことができる可能性があります。ただし、審査によっては増やせないこともあるのでご注意ください。審査については、後述します。

カードローン借り換えのデメリット

カードローンの借り換えには、メリットばかりではなく、デメリットも存在します。ここでは、カードローンの借り換えのデメリットについて解説します。

信用履歴が残る

カードローンやクレジットカードを利用すると、その借入状況や返済状況が信用情報に履歴として記録されます。また、ローンの契約や解約といった行動も記録されます。したがって、カードローンを借り換えると、以前のカードローンの解約と、新たな契約の情報が信用情報として残ることになります。しかし、「以前カードローンを解約した」、「別のカードローンに借り換えた」といった情報がマイナスになることはありません。

信用履歴で不利になる場合は、返済の滞納があったり自己破産があったりした場合です。そのため、これまでしっかり返済を続けていたのであれば、信用履歴を気にする必要はありません。ちなみに、信用情報機関によって異なりますが、信用履歴は約5年間残ります。

返済総額が増える場合もある

最も気をつけなければならないのは、せっかく借り換えをしたのに、返済総額が増える場合です。金利を低くしても、返済期間を長くすると、場合によっては返済総額が増えてしまいます。たとえば、30万円を金利 年18%で借りて100日で返済すると、利息は約14,794円となります。これを金利 年12%に借り換えて、返済期間を200日にすると、利息は約19,726円になってしまいます。
実際は、毎月の返済で元金が減っていきますので、どちらももう少し低い金利となりますが、返済額が増えてしまうのは同じことです。
したがって、各社サイトにあるシミュレーター等を使って、予め返済総額がいくらになるか、確認をしておきましょう。

再審査がある

カードローンの借り換えの最大のデメリットは、再審査があることです。とくに借り換えの審査は、新規申し込みより厳しくなることが多いと言われます。
実際のところ、各金融機関の審査の実情は公表されていませんが、すでに借入している人にお金を貸すわけですから、やはり金融機関も慎重になります。審査については、次の項目で詳しく解説します。

カードローン借り換えのデメリット

カードローン借換時の審査の注意点

カードローンの借り換えを行うとき、最も気になるのは審査でしょう。ここでは、借り換えのときに行われる再審査について解説していきます。

審査は厳しい傾向にある

カードローンの借換時に行われる審査は、会社によって異なりますが、新規契約時よりも厳しくなる傾向にあります。信用情報に関しては、以前のカードローンで返済の滞納や遅延があった場合、審査にはマイナスになります。

逆に滞納も遅延もない場合、しっかり返済できているということで、プラスに作用することもあります。

総量規制で審査が通らないことがある

総量規制とは、個人は年収の3分の1以上のお金を借りることができないという法律です。そのため、現在使っているカードローンで年収の3分の1までお金を借りてしまっている場合、総量規制に引っかかって審査が通らないことがあります。総量規制は、貸金業者(消費者金融やクレジットカード会社等)を対象とした規制ですが、貸金業者以外(銀行、信用金庫等)であっても、審査が通りやすいというわけではありません。また、複数のカードローンを利用している場合も、審査通過が難しくなると言われます。

審査に関するその他の注意点

カードローンの審査では、申込書に記載されている情報に虚偽がないかの照会も行われます。職場に在籍確認の電話がかかることもあるので、申込時に記載する勤務先情報は、間違えないよう注意してください。その後、年齢や勤務先、勤続年数等のスコアリング(属性を数値化すること)が行われ、一定スコアに達しないと審査は通りません。

まとめ

カードローンの借り換えは、金利や返済総額を下げる有効な手段の一つです。ただし、カードローンの条件によっては期待していたほどの効果が得られない場合もあることに注意が必要です。
現在カードローンを利用している方は、毎月の返済額とあわせて返済総額をしっかりシミュレーションしたうえで、借り換えを検討するようにしましょう。
記事提供:株式会社ウィルゲート
(2021年10月22日現在)
  1. 本記事は情報提供を目的としており、投資等の勧誘目的で作成したものではありません。商品の申込時にはお客さまご自身でご判断ください。本記事の情報は、当行が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本記事の記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答えしかねますので予めご了承ください。また、本記事の記載内容は、予告なしに変更することがあります。

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