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浮世絵展「広重 冨士三十六景の世界」 同時開催 北斎 冨嶽三十六景

冨士三十六景とは

「冨士三十六景」は、各地からの富士の眺めを描いた広重晩年の揃物で、江戸市中・関東一円はもとより信州諏訪湖や、伊勢の二見浦からの景までも含んだスケールの大きな作品です。全36枚に序文付きの目録が付けられ、版元・蔦屋(つたや)吉蔵により安政6年(1859年)に制作されました。広重は晩年、竪絵(たてえ)風景画をしばしば手がけていますが、このシリーズも竪絵の画風を基本とし、四季折々の富士の眺めを美しい色彩で描いています。

雑司ヶや不二見茶や   相模江之島入口   駿河薩タ之海上

雑司ヶや不二見茶や

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駿河薩タ之海上

駿河三保之松原   甲斐御坂越   上総黒戸の浦

駿河三保之松原

甲斐御坂越

上総黒戸の浦

北斎「冨嶽三十六景」と広重

葛飾北斎(かつしかほくさい)の代表作であり、風景版画の傑作として名高い「冨嶽(ふがく)三十六景」は、天保2年(1831年)前後に制作されました。約27年後、広重は「冨士三十六景」を出版しました。その念頭には北斎の「冨嶽三十六景」があり、北斎の造型美を極めた漢画(かんが)風の線描(せんびょう)に対して、広重は、持ち味を生かした叙情的で色感豊かな画風で、自分流の富士山を表現したと考えられています。

神奈川沖浪裏(北斎)   凱風快晴(北斎)

神奈川沖浪裏(北斎)

凱風快晴(北斎)

 

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