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国内普通社債

三菱東京UFJ銀行の発行する国内普通社債についてご説明いたします。

普通社債発行の基本姿勢 - 投資家の皆さまのニーズにお応えする

当行社債の発行により、社債市場・銀行セクターにおいて、中期から超長期まで各種の社債が供給されることは、投資家の皆さまにとって、投資対象の選択の幅を広げる意味で、評価していただけるものと考えております。また、同セクターが発行市場、流通市場のそれぞれにおいて、中期から超長期まで各年限で厚みを増すことは、新たなスプレッド目線を市場に提供することになり、マーケット・エフィシェンシー(市場効率)の向上、市場全体の活性化につながるものと期待しております。
当行といたしましては、投資家の皆さまのご希望にそうことを考え、以下の通り、普通社債の発行方針を定めました。

流動性重視・定例的発行

当行社債の流動性確保の観点から、半期の発行総額のめどをお示しするとともに、原則四半期ごとの定例的発行を実施することとし、投資家の皆さまが投資スケジュールを立てやすくなるように考えました。

中期債を中心とする定例的発行

投資家層の最も厚いと思われる中期ゾーンを中心に据え、原則として3年債、5年債を定例発行することといたしました。

スポット発行・・・長期、超長期債も発行

定例的発行に加えて、その時々の市場環境や投資家の皆さまのご要望に応じる形で、年限、金額や発行時期を選択し、随時スポット発行を行うことといたしました。特に、長期物投資のニーズにも応えるべく、10年、20年についても発行を行っております。

市場重視のプライシング

長期的視野に立ち、発行金利の水準を投資家の皆さまに納得していただけるものとすることが極めて重要であると考えております。このため、発行時のプライシングは、引受シ団入札方式ではなく、原則国債対比のスプレッド方式によるシ団引き受けとするなど、市場実勢重視の姿勢をとっております。

普通社債発行の意義

発行体としての銀行にとって、社債発行の意義は以下が考えられます。

資金調達手段の多様化

安定した中長期資金の調達源として社債を利用し、資金調達手段を多様化することは、ALM管理上重要なポイントとなります。

金利リスク管理の重要性

金利リスク管理という観点からも、社債発行の意義は極めて大きいものと考えております。都市銀行の場合、預金やCDなどの調達は短期物が中心となるのに対し、貸出(運用)のなかには住宅ローンなど10年を超えるものも珍しくないなど中長期物も多く、結果としていわゆる長短ギャップが生じることになります。都市銀行は従来、長期の調達手段が限られていたため、金利スワップなどを通じて金利リスクヘッジを行ってきましたが、社債発行により直接的かつ効率的にリスクをコントロールすることができるようになりました。
また社債は預金とは異なり、満期まで中途解約のない固定資金として見込むことができ、いわゆるオプション性に起因するコストを見込む必要がありません。これらの理由から、社債発行は銀行ALMの効率化、安定化に資するだけではなく、お客さまのニーズにあわせた中長期貸出などの商品設計、プライシングにも貢献するものと考えております。

流動性リスク管理上の意義

都市銀行をはじめとする本邦の大手銀行は、従来、オーバーナイトコールなどの超短期物で巨額の資金調達を行うことが一般的でしたが、金融システム不安時の経験を経て流動性リスクに対する認識は飛躍的に高まりました。社債をはじめとする中長期資金調達では、満期まで資金が確保されるという点で、流動性リスクが軽減されることとなります。
なお、お客さまの商品ニーズに応えるべく、最近は中長期コミットメント、バックアップラインなど、中長期の流動性コストを商品化したものが増加する傾向にあります。これら商品を安定的に供給する観点からも、銀行社債市場の拡大は極めて意義深いといえるでしょう。

信用リスク・タームストラクチャーの形成

期間に応じた信用リスクのタームストラクチャー形成(信用リスクの客観的認識)は社債発行のもっとも重要な目的のひとつであるといえます。当行はこれまで複数の年限で社債を発行しておりますが、これは純粋なALM上のニーズに加え、当行の信用リスクを反映したイールドカーブを描くことも意図しております。
金融機関にとって、自己の信用リスクの市場価値を的確に把握することは経営上も極めて重要であり、適切な資本調達の観点からも無視できることではありません。
また、昨今クレジット・デリバティブが徐々に浸透してきてはいるものの、これまでは信用リスクを判断する土台となるべき社債(アンダーライイング商品)が銀行セクターにおいては存在しなかったため、信用リスクを売買する市場が正しく機能していたとは言えませんでした。
このように、多年限で社債を発行し、超長期も含めた信用リスクのタームストラクチャーが形成されることは当行にとっても意義があり、また、クレジット・デリバティブ市場はもちろん、広義に格付別イールドカーブの形成、信用リスクの推定・検証など、発行市場・流通市場全体を貫徹する合理的プライシングがなされる呼び水になることを願っております。
さらに、今後は劣後債市場でも超長期社債との裁定が働くことも予想されます。単に当行のみならず、本邦社債市場の発展のため、理論的バックボーンの材料としても利用していただければと考えております。

当行社債と国債のイールドカーブ(平成24年4月12日現在)

当行社債と国債のイールドカーブ(平成24年4月12日現在)

平成24年度上期発行方針

当行の平成24年度上期の発行方針は以下の通りです。

当行は、平成24年度上期の普通社債発行について、1,000〜4,000億円程度の発行を行う予定です。
このうち、定例的な発行としては、機関投資家向けとして3年債・5年債を中心に四半期に一度、500〜1,000億円程度を目途に発行していく予定です。
また、定例的な発行に加え、市場環境や投資家の需要によっては、10年債・20年債や個人向け社債など、随時スポット的な発行も検討致します。

普通社債発行実績

当行社債の発行実績は以下の通りです。

発行実績

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