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浮世絵展「広重の三都」

東都名所(喜鶴堂版)

「東都名所」という外題を持つ揃物は江戸名所絵のタイトルとしては定番ともいうべきもので、広重の作だけでも20種類以上もあります。本揃物は、天保3年から10年頃にかけて制作されたもので、広重の江戸名所絵の中でも、力のこもったものとして定評があります。緻密な構成と、広重特有の情趣表現とが高いレベルでバランスをとっており、引き締まった格調高い画面を提供しています。

浅草金龍山年之市群集   日本橋之白雨

浅草金龍山年之市群集

日本橋之白雨

京都名所

「京都名所之内」(通称「京都名所」)は、天保年間中期の広重の風景画の黄金期を作りあげるものです。観桜、観楓、夕涼といった名所絵の基本的な要素に、雪景や夕立、満月など、広重特有のあしらい方が加えられ、各図とも印象的な景となっています。「保永堂版東海道」に比べ色使いが格段に向上し、彫りや摺りのすぐれた技術のおかげもあって、広重のこまやかな感性が画面にあふれています。

あらし山満花   淀川

あらし山満花

淀川

浪花名所図会

大阪の名所を取材した全10枚のこの揃物は、他の広重の名所絵とはやや異なった印象を受けます。それは、風景画というよりもむしろ風俗画と呼ぶのがふさわしいほどに、人物描写に力を入れた作品となっているからです。独創的な色使いや広重独特の脚色により、活気のあるさわやかな作品となっています。

八けん屋着船之図   雑喉場魚市の図

八けん屋着船之図

雑喉場魚市の図

 

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